これまでの活動

 パリ国立音楽院教授 イヴ・アンリ先生公開レッスン

(2012年9月開催)

 

パリ国立音楽院教授イヴ=アンリ先生公開レッスン・レポート

 

2012年9月11日(火)名古屋駅付近の「輸入ピアノ専門店バロック」にて、パリ国立音楽院教授イヴ=アンリ先生の公開レッスンが行われ、小学生から一般まで6名の方々がレッスンを受講しました。(英語、通訳有り)

受講曲目はショパン、シューマン、ラヴェル、ドビュッシー、ベートーヴェンと様々でしたが、その作品に必要なキャラクター、音色、その音色を出すためのテクニック、日頃抱えている問題点など非常に分かりやすく丁寧に指導して下さりました。

特に、問題のある箇所について「いつもどうやって練習してるの?今、同じようにやって見せて!」と、普段の練習から問題の原因を探すことが印象的で、根本から変えていこうとする様子が多々みられました。

先生自身がお手本としてフレーズを弾いて下さるところは言葉では言い表せない細かなニュアンスがよく伝わり、受講生たちも即座に反応して音が変わります。

それでも解決されないテクニックに関しては、言葉の説明で補い、またそれを完全に理解し身に付けるためにフレーズを更に細かく、細分化していくレッスン。

演奏者、指導する側、共に大変良い勉強になりました。受講生、聴講生からも大変好評でした。

 

イヴ・アンリ先生プロフィール

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11歳でパリ国立高等音楽院に故ピエール・サンカン教授のクラスに入学。13歳の誕生日にベルリンフィルハーモニーでベートーヴェンの第1協奏曲を演奏するなど、神童ぶりを発揮。 在学中にピアノ、和声、指揮法等7つのクラスで一等賞を得る。アルド・チッコリーニのクラスで研鑽を積み、 R.カサドシュ、F.リスト、R.シューマン等の各国際コンクールにおいて優勝・入賞を果たす。以降、フランス国内を初め、世界各国で活発な演奏活動を行なっている。
1997
2003年パリ6区音楽院学長を経て、現在パリ国立高等音楽院教授。 2003年フランス文化省より「芸術と学問・騎士勲章」授与。

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 元リスト音楽院教授 ボト・レヘル先生公開レッスン

(2011年12月開催)

 

ボトレヘル先生は、長年日本で指導されたこともあり、言葉が堪能でのいらっしゃるので、通訳なしでの日本語でのレッスンでした。

日本人に分かりやすい表現で、また小さい年齢の生徒さんにも身振り手振りで、その曲のイメージを伝えていく様子は、とてもわかりやすく、生徒も楽しそうにレッスンを受けていました。

特にバルトークのミクロコスモスなどは、先生の故郷であるハンガリーの民謡を基に書かれたものが多く、先生の心に流れる旋律を歌いながら、時には民謡のリズムを持ったダンスを見せてくれたりして、日本とは全く違う、そしてヨーロッパの中でも独特な音楽、感覚を教えてくれました。先生もハンガリーの音楽を伝えていくことは使命だとおっしゃり、とても嬉しそうでした。心の通い合いを感じられる素晴らしいレッスンでした。